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幼児教育

将来の成功の支えとなる「非認知能力」を幼児期から育成する方法

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少し聞きなれない言葉かも知れませんが、「非認知能力」という言葉があります。これは、将来の成功の支えとなるものなのです。例えば仕事や学歴に関係する自尊心などの幅広い力や取り組む姿勢、忍耐力、社交性と関係しています。

現在、非認知能力は、世界的にも注目されており幼児期からの育成が特に大切であると言われているのです。きっと子どもへの日常の言葉かけや接し方が非認知能力についての理解が深まることで変化すると思いますよ。さらに子どもに育てたい力も明確になってくるはずです。

将来の学歴や仕事などに結び付きやすい「非認知能力」とは

保護者として知的教育である計算や読み書き、英語というものは、成果がわかりやすいので周囲との比較もしやすいものだけに敏感に受け止めますよね。そして、うちの子は何もしなくて大丈夫なのかとあせり早期教育の話に耳を傾けて取り組まそうとする保護者の方は多いのです。

でも幼児期には、「非認知能力」と呼ばれる小学校以降の学力の基礎となる姿勢や力こそをしっかりと育てるべきなのです。ある研究結果でも非認知能力を幼児期に伸ばすことで、仕事や学歴などの将来の成功に大きく関わるということが明確になってきており、世界的に注目されているのです。

それでは、具体的にはこのような非認知能力とは、どのようなものなのでしょうか。例えば、次のようなものが非認知能力に含まれていると考えられています。

目標を達成するための力・・・目標への情熱や忍耐力、自己抑制
情動を抑制するための力・・・自信や自尊心、楽観性
他者と協力するための力・・・思いやりや社会性、敬意

非認知能力は、このような力の総合力とされいずれも重要な力や姿勢なのです。

「非認知能力」を伸ばすためには

それでは、幼児期にはただ遊んでいればよいのであって様々な教育にはあまり意味がないのかというとそうではありません。先進的な欧米などの園では、重点を知的教育ではなく非認知能力を伸ばす教育へとシフトさせているのです。そしてそれが世界的な潮流となっています。

現在日本の幼児教育の状況は、早期教育に力を注いていますから国際的にみると逆行しているとも言えるのです。近年の幼児期における知的教育の効果をみる研究では、知的教育の成果は長続きせず一時的なものに過ぎないということが明確になりつつあるようです。

確かに小学校に入学した当初は、他の子どもを大きくリードするのですが、学年が上がって行くにつれてあまり差が見られなくなるということがわかっきたのです。

小学校で「非認知能力」が育っていないと伸び悩むことも

小学校に入り様々な学習をする時に非認知能力は、どう具体的に働くのでしょうか。例えば、算数の問題を解くという場面を考えてみます。まず「認知能力」が算数の問題を解くためには必要となります。というのも授業の内容を理解するとともに公式などを暗記して活用する事が求められます。

でもそれだけではなく根気強く理解できるまで勉強を続ける力や友だち同士で教え合うことで理解を深めたりすることもできなくてはなりません。それには、上述した非認知能力の支えがどうしても必要となるのです。

さらに非認知能力の支えは、学年が上がり工夫や努力が必要になるにつれ主体的に学び続けるためには、必須なものとなりこれらの力が無いと伸び悩むことになります。さらに学力面だけに非認知能力が結び付くわけではなく、人生のあらゆる面での支えとなって、生涯にわたって成長させる力となり人間関係の豊かな構築にも関係するのです。

目に見える知的教育面の育成だけにとらわれないように

いかに非認知能力が重要であるかが理解していただけたでしょうか。確かにある面では、計算や読み書きなどのスキルも大切なのです。でも知的な目に見える学力を伸ばすことに固執していると非認知能力を育てるという人生の土台となる視点が見落とされがちになるのです。幼児期には、どのような教育に力を入れるべきかを深く考える必要があるのかも知れませんね。

教育や支援によって非認知能力は、伸ばすことが可能

人格の土台を形成する重要な要素となる非認知能力は、人生のあらゆるシ-ンで深く関わっているのです。以前は、性格や気質を非認知能力を構成している力や姿勢と考えていました。

例えば、社交的かとか、楽観的とか、我慢強さなどは生まれ持ったものと思われていたのです。でも非認知能力は、最近の研究で意図的に育てられるものとされています。それは、何かに子どもが挑戦している時に、周囲の大人などが「応援しているからがんばって!」と支援する言葉掛けをすれば、その子は「よし、もっとがんばろう」と思うような点に現れています。

そしてその行動が成功した場合には、達成感と共に次も頑張ろうという気持ちが子どもの中に高まるはずです。また、社会性という面では幼児期から他の子どもたちと多くかかわる経験をさせることでコミュニケーション能力が高まり、協力する力なども伸びていくのです。

夢中になって遊ぶ中で、非認知能力は育つ

なぜ非認知能力を幼児期に育成するのが効果的かという点ですが、それは遊びの中で育ちやすいということがあるからなのです。誰かにやらされているという活動では、非認知能力は育ちにくいのです。幼児が、自ら主体的にする活動の中で、「こう工夫すれば」とか「もっとこの遊びを続けたい」、「友達といっしょにすればうまくいく」といった発想力や粘り強さ、協調性が身につくのです。

幼児期の遊びには主体的な活動が多いので、ごっこ遊びや砂場遊びをする中で、ユニークな発想が生まれ幼児たちは、どんどん遊びを展開させていく事ができます。そしてこのような主体的な活動や遊びを通して、効果的に非認知能力は高まっていくと考えられるのです。

非認知能力を早期に伸ばし始めたほうがよい訳とは

小学生以降でも非認知能力の育成ができないわけではありません。でもできれば、幼児期から始める方が効果的なのです。というのもある研究成果では雪だるま式に非認知能力は、高まっていくということが発表されています。できるだけ非認知能力を早期に高めようとすれば、早い時期、幼児期から働きかけを開始して伸ばすことが効果的です。

このように非認知能力を早い時期から意識して、その関わりを開始すれば育成する時間が長いほど加速度的にその能力は高まり様々な面にメリットがあるのです。例えば、幼児期に粘り強さが身についている子どもは、勉強が難しいと小学生になって思っても根気強くコツコツと学ぶ事ができるでしょう。そして学び続ける力が、勉強内容がわかる喜びにつながり自信にもなるのです。このように非認知能力は、もっとがんばればできるようになるといった向上心を高めることにもつながります。非認知能力を育てる機会を小学生から開始した場合と比較すると幼児期からはじめた方が認知能力と共に効率的に伸ばす事ができるのです。

保護者が非認知能力の育成で気をつけなければいけないポイントとは

非認知能力を身につけさせるために保護者は、特別な活動や環境を用意する必要はないのです。ただ日常の生活や遊びの中で十分に身につけさせることは可能です。でも保護者として意識すべき点がいくつかあります。

<保護者が育てたい姿勢や力を構想する>
具体的には、縄跳びで例をあげますと「何回飛ぶ等の目標をしっかりと持ってそれに向けてがんばったり、目標を達成するために工夫したりできる子どもに育てたい」といったような視点を持つことなのです。そしてそれに向けて親としてサポートするのです。

子どもが縄跳びの練習をしている時に、「前とびが何回できるか」というような点に目が向きがちです。でもそのような目に見えるスキルではなくて、非認知能力を育てるためには、先ほどの育てたい姿勢や力を意識してみましょう。そのようにすれば、縄跳びのスキルが高まるだけでなく、非認知能力も育つのです。

<子どもが興味を持つことを知り、それに取り組ませる>
子どもが興味をもったことに挑戦する中で、非認知能力は育ちやすいのです。興味のない勉強をおとなしく座らせてがんばるように強いても根気強さや我慢強さというものは、あまり育たないのです。

例えば、子どもがけん玉に興味をもって、もっとうまくなりたいという気持ちをもつことができれば、練習も一生懸命にしますので、根気強さや我慢強さが伸びるのです。そのような時に保護者としては、根気強く続けられるように「きっと上手になれるからがんばってごらん」とか、目標を高く持てるように「こう練習すれば、きっとうまくできるよ。」と励ますのです。このような支援の言葉掛けを子どもが途中で投げ出しそうになった時に親が掛けるたりするサポートが重要なのです。

<数や文字の力は、遊びの中で学ばせる>
数や文字を幼児期に学ばせる場合には、楽しめるような方法を取り入れることを心がけてください。例えば、文字を書いたり数を数えたりすることを遊びの中ですれば、ドリルなどで取り組むよりももっと知りたいという意欲が自然とわき起こるのです。そして、非認知スキルが様々なスキルと共に伸びていくのです。

例えば、拾った木の実の数を数えたり、お店ごっこする時にメニューや看板を作ってお店をリアルにしたりと少し工夫すれば、遊びの中に数や文字についての学びも簡単に取り入れられるのです。

<日常の中に豊かな環境を取り入れる>
テレビやDVDをいつも家庭で見るだけの過ごし方では、何か遊びを工夫したりがんばったりということもなく、自信をつける活動や経験ができません。例えば、ペットボトルや牛乳パック、段ボールなどのゴミとして捨ててしまうような物を置いておくとそれを目にした子どもは、いろいろと工夫して遊ぶのです。決して特別な物でなくてもおもしろいと感じ、関わりたいと感じる素材をストックしておきましょう。

子どもは、大人が想像もしないような遊びをそれらを使用してし始めますよ。また、いつも読んでる子どもの好きな絵本シリーズなどとは、少し違うジャンルの本もさりげなく置いておけば、さまざまなことに興味を持ったり関心や思考の幅が広がっていきますよ。

このように非認知能力は、決して難しいことではないし抽象的な概念でもありません。保護者が、子どもにどんな姿勢や力を育てたいかというねらいや願いをしっかりと持って、日々の生活や遊びを大切にして関わることで、無理なく育てたり伸ばしたりできるものなのです。

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