公共の場などで子どもにかんしゃくを起こされ、四苦八苦した保護者の方は多いでしょうね。いつまでも、されるとつい声も荒げることになります。でもそんなことをしてもあまり効果が無いこともご存知でしょう。では、子どもがかんしゃくを起こした時に保護者としては、どのように対応するとよいのでしょうか。そのような点についてご説明しますね。

かんしゃくは、子どもだけの特有の行動ではない

かんしゃくが起こり始めるのは、2歳前後から5歳くらいまで続くことがありますが、かなり個人差があるものなのです。子どもによっては、短期間で落ち着く場合もあります。元々かんしゃくと言うのは、怒りの感情を子どもが爆発させることなのです。行動としては、幼児期によく見られるものなのですが、といっても子どもだけの特有の行動とも言えません。

よく大人の方でも感情の抑制がきかずにカッとなり怒鳴ることがありますよね。また、感情を爆発させてドアをバタンと閉めたりしたのを見たことはありませんか。子どもの場合にも基本的にはそれと同様のことなのです。大人に比べて幼児期の子どもの場合には、精神状態としてかんしゃくを起こしやすいということがあるのです。そして、このことに悩んでいる親御さんは少なくないようです。

子どものかんしゃくの原因

それまでは比較的おとなしいと思っていた子どもが、ある日突然にかんしゃくを起こすようになると戸惑いますよね。では、子どものかんしゃくの原因とは、そもそも何なのでしょう。

幼児期等の成長段階にある子どもの場合には、感情の起伏が激しいのでかんしゃくを起こすことも多くなるのです。まだまだ、発達段階上感情を理性でコントロールすることができないからなのです。

また、好奇心も旺盛になって、強い欲求を持ちますので「このおもちゃが欲しい」とか「この遊びを続けたい」といった要求をするのです。でもそのような時に多くの場合、親ごさんとしては、その要求に答えることは無く押さえ付けるような言動になると思います。

その親の反応に子どもは、怒りの感情が一気に爆発するのです。しかもまだ言葉の発達も十分でないので、叩くという乱暴なことをしたり、大声で泣き叫んだり、その場で寝転んで手足をバタバタさせたりして意思表示をするのです。このような行動が幼児のかんしゃくなのです。

かんしゃくを起こしやすい時とは

かんしゃくの起こしやすさは、環境や性格などの要因なのですが幼児それぞれによって違ってきます。また空腹だったり、疲れていたりして体調やコンディションがよくない時に起こしやすいとも言われています。それは、大人でも同様ですよね。

かんしゃくを起こした時に親として心がけるポイント

このような子どものかんしゃくに対して、どのように対応すればよいのでしょうか。そのポイントをご紹介します。

<親がそれに対してかんしゃくを起こさない>
常に子どもは、親の行動を見て真似をするのです。もし親が日頃からかんしゃくを起こしているとしたら、子どもも自分の要求が通らない時に、親のように怒りを爆発させてよいのだと学んでしまうのです。親が落ち着いた行動をしていれば、子どもも自らの精神的な成長が促されるので、かんしゃくを次第に起こさなくなりますよ。

<子どもの気持ちを落ち着かせる>
まず子どもを抱きしめるなどして気持ちを受け止めて、落ち着かせることが大切です。どうしてもかんしゃくを起こしている状態の子どもは、興奮しています。その子どもに対して、親が同様に怒りの感情をぶつけたりして返していたのでは、解消することはないのです。一見怒鳴ったりして静かにさせるという方法は、手っ取り早いのですが、一時的な効果しかないので、同様の場面になるとまた今までと同じようにかんしゃくを起こすことになってしまいます。

<親が言いなりにならない>
かんしゃくが公共の場などで鎮まらない時でも、子どもの要求を受け入れるのはよくありませんよ。そのようなことをしているとかんしゃくを起こすことで自分の思い通りの要求が通るといった誤った考え方を持つことになるのです。なかなか難しいのですが、子どもの気持ちを聞いたりして受け止めながら、今は思い通りにはできないという理由などを落ち着いて説明し、親としての方針を貫くことが重要なのです。

<子どものかんしゃくの理由を説明させる>
子どもなりの理由が、かんしゃくを起こしている時にはあるのです。それを幼児のために言葉等で表現できなのでかんしゃくを起こしているのです。そのような時には、親として子どもが理由を説明できるような手助けをする必要があります。

親としてはその理由がすでにわかっていても「どうして怒っているのか、お話ししてくれないかな。」と落ち着いた態度で、子どもの口から説明させるのです。こうした経験ができてそれを積み重ねると、子どもも自分の気持ちを徐々に言葉で表現できるようになります。そのことで、落ち着く時間を持たせることにもなり、かんしゃくを起こすことはしだいに減っていくでしょう。
そして、がまんできた時には「すごいね。がまんできたね。」等の賞賛の言葉かけをしてください。そのことで、我慢をすることの大切さも学んでいくのです。