イクメンと呼ばれる父親が最近は、増加していますよね。そして、父親が子どもと共に過す時間も多くなっているのです。でもまだまだ仕事の都合で夜遅く子どもが就寝してから帰宅するパパや家庭の都合で単身赴任中のパパもいて父親が不在という場合があります。

このような父親が不在であるという状況が、子どもにとってどのような影響があるのでしょう。その点についてご説明しますね。

子どもは父親が不在の場合には、ストレスや不安に弱くなる

家族を世間から守るという父親の存在は庇護者のような意味がありますよね。その父親が、単身赴任でいなかったり、仕事で帰宅が遅かったりして子どもと接する機会が少ないという家庭は多いと思いますが、実は子どもにとって父親の不在は、様々な影響を与えるのです。

というのも幼児期に父親が不在だった場合には、大人になってから不幸せと感じるようなリスクや鬱になる割合が高かくなったりするのです。関連してストレスに弱く、不安を抱えやすい人間にもなりやすいというのです。

その理由としては、現実の厳しさや社会のルールを教える役割としての父親の存在にあります。「そういうことをするのは、ダメだ。」と子どもに言い聞かせる役目の存在がいないことにあるからなのです。そして、家庭の中でも子どもの規範意識の元になる部分が欠落することになります。そして自分がすることは、何でも許されるのだという万能感という意識を食い止めることができなくなるのです。

子どもは、幼児期に自分自身の限界を体感させることも重要で、そのことで自己顕示性や万能感を抑制できるようになるのです。このような事が可能であれば大人になって社会に対する適応能力も身に付くのです。

父親の不在は、学業にも影響が

このような社会に対する適応能力を与えてくれる父親の存在ですが、子どもの学業内容にも社会生活だけでなく影響するのです。というのも社会や学校へ出ていく自信を父親から認められたりほめられることで子どもは持てるようになると言われています。

特に自我を確立する思春期以降の時期においては、父親が不在がちであるという場合には、自我理想という子どもの発達を妨げるのです。これほど子どもを父親が近くで見守ることには、重要な意味があるのです。

このようなことは、学業においても影響があり父親が不在の場合には、無気力な状態を生み出して、子どもの向上心も阻害されやすくなります。そうなると社会的な成功という点でも大きなマイナスの要因となるのです。

父親には、生物学的な役割や社会的な役割が

父親には、外で生活費を稼いでくるという役割やイメージが大きいですよね。そして、まだまだお父さんは大黒柱的な役割をもっていて威厳があると言う家庭も多いでしょう。仕事をがんばる父親は頼もしいのですが、子どもの成長にとっても重要な役割を果たしているのです。

現在では、母親共に育児に励む父親も多いのですが、生物学的な父親は男性で母親は女性という役割の他にも上述のように社会的な役割も含めて、子どもの成長にとって父親も母親と同様に必要な存在となっています。

ある説では、男女共にそれぞれ母性や父性を兼ね備えていると言われています。ですから、母子家庭になっても父親の役割を母親だけでもカバーしていけるとも言われています。
しかし、子どもの自己確立は両親の存在の中においてこそ達成しやすいものなのでパパやママの両方の存在は重要なのです。

最近は、家庭のあり様もさまざまになり、パパが主夫をしてママが収入源となっているという家庭もあるかも知れません。一般的なパパの役割とかママの役割と言っていても当てはまらないことも多いものです。でも変わらないのは子どもを両親二人で育てるという観点です。そして、子供の成長にとって父親の役割を担える存在というのは、家庭の中に無くてはならない存在なのです。